代表の佐野さん
体に優しいごはんと大判焼き たまじゃり店舗
創業までの経緯
代表・佐野敏治さんが「体に優しいごはんと大判焼き たまじゃり」を継業支援を活用され令和4年7月に岐阜市竜田町に新規オープンをされました。
代表の佐野敏治さんは約30年間飲食業界にてお仕事をされており、いつかは創業をという夢を持っておられました。
最初にファミリーレストランチェーンに就職。ショッピングセンター内への出店を手掛けるなど店舗運営業務をされていました。
しかし自分も調理技術を習得して自立した仕事をしたいと退職。洋食屋さんに調理人としての道を進まれました。その後、さらに新しい知識が欲しいと思われて中華料理店、カフェに転職。
結果として、店舗運営・管理、洋食、中華、カフェでの飲食店経営における実績と経験を積んでこられました。
そして飲食店で働いている中で「自分もいつかお店を持ちたい」と夢を持っておられる中、令和2年に創業の準備を開始。創業準備として飲食店物件探しや、内装・デザイン業者など、事業計画などについて検討を開始されました。
継業支援による開業に向けて
佐野さんは、創業準備のため20件近くの飲食店物件を回りましたが、これだ!という物件が無かった状況でした。
そんな中、岐阜県商工会連合会と岐阜県事業承継・引継ぎセンターという支援機関があることを知られ「どこかに飲食店の後継者募集している案件がないか」と継業について相談されました。
そこで両支援機関によるマッチング支援として、「譲渡希望事業者(後継者を募集している事業者)」にデータ登録されている「食堂ポパイ」を紹介。同店の代表・柿崎さんが引き続き店舗を使っていただける創業希望者を探しておられるという情報を提供し、佐野さんと柿崎さん両者の引き合わせを行いました。
県連担当者等が両者の間にはいり、佐野さんのイメージに合うか、柿崎さんがこの方に譲り渡しても良いか等の調整を行いました。
結果、佐野さんのイメージに近いお店であったということで、継業による創業に向けて検討を開始しました。
佐野さんは、同店舗周辺を実際に自分で歩いて、お客様の状況やニーズをイメージしてターゲットを明確にしながら、そのターゲットに合いそうなメニューはなにか?など、今までの経験に基づき具体的に考えられました。
そして、創業を決意。
県連支援等により「事業譲渡における基本合意書」を締結し、実際に事業譲渡による創業準備に入りました。
その後、無事に譲渡手続きと新店舗開店準備等がすすみ、令和4年7月のオープンをされました。
佐野さんが、創業を最終的に決意したという言葉は、奥様の「このお店、すごくイイね!」という後押しの一言だと言われました。ご家族の応援もあっての創業です。
創業とこれから
令和4年7月にオープン以降、毎日賑わいのあるお店になっています。
「体にやさしいごはん」をコンセプトにしているとうことで特に女性客に好評です。また、店内も落ち着いた雰囲気なので、ゆっくりと美味しい食事を頂けるということで人気店となっています。
佐野さんは、お客様の声も大事にされています。
例えば「このお店は日本酒に合う料理が多いですね」と言われことを受けて、日本酒の勉強を始めるとともに、日本酒に合うメニュー開発にも取り組みはじめるなど、お客様の声を新しいチャレンジにもつなげれています。
また、前店舗経営者の柿崎さんも同店を応援頂いているとのことです。
柿崎さんが「お友達を連れて飲みにいくね!」などとお店に来ていただいたり、地区のゴミ収集所の管理なども自主的にされたり、地域の方の理解をいただくような支援も頂いているとのことで、佐野さんは柿崎さんにも大変感謝されています。
このように前経営者による支援があることも、継業による創業ならではのメリットであると思います。
これからは、佐野さんはマルシェ出店などにより地域の方々とのご縁を深める活動や、常に新しいことにチャレンジしながらお客様とともに「楽しさ」を持ち続けたお店にしていきたいとのことです。
今後も、佐野さんの活躍が楽しみなところです。
大変素敵なお店ですので、たまじゃりさんにお食事お立ち寄りいただきたいと思います。
【体に優しいごはんと大判焼き たまじゃり】
岐阜市竜田町1丁目14 アトーレ Hayasi 1階
インスタグラム https://www.instagram.com/tamajari_gohan/